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やっぱり茶々がスキ

逃げた小鳥。

群れのリーダーとはトラブルを回避する能力に長け、
その責任を自覚しているものだ。


今日、ちょっとショックな出来事がありました。
お隣さんで飼ってた小鳥さんが、飼い主さんの不注意で死にました。
8年も一緒に暮らしていたそうで、年数は関係ないかもしれませんが
「家族の一員」として大変可愛がっておられたと、容易に想像ができます。

ことの始まりは、娘さん(20代半ば?)がお外に連れ出したのです。
室内では自由にさせ、今までも何度かお散歩?はしてたそうです。
なので安心(油断?)してたみたい。
でも、羽を切っていない鳥をお外に出せば、飛んでいくのは当たり前のこと…。
あっという間にピーちゃんは飛び立ち、見えなくなりました。

悲壮なお顔で立ち尽くしてられたので、母は小鳥を探しに行きました。
私はベランダから必死で白い小鳥の姿が見えないか、目で追いました。
50mくらい先の電柱の上に、一羽のカラスを発見!
どうやら足元に何かを持っている様子。クチバシで何かを毟っています。
ヒラヒラと白い粉のようなモノが舞う…嫌な予感。

大慌てで自転車を出し、全速力で現場に向かいました。
電柱の下には、白くて小さな羽がいっぱい落ちていました。
ちょうどそこへ母とお隣さんがきて、状況を説明しましたが
敵は高い高い電柱の上。どうすることもできません。
お隣さんは涙声で「ピーちゃん!ピーちゃん!!」と呼びかけますが
カラスの足元のピーちゃんはピクリともしません。
私たちをあざ笑うかのように、カラスは上空を2~3回旋回し
ピーちゃんの亡骸をつかんだまま、大きな木の陰へと姿を消しました。

ガックリとうなだれるお隣さんに、かける言葉がみつかりませんでした。
心底、お気の毒だと思いました。
ですが、ちょっとした怒りみたいなものもこみ上げてきました。
もちろん、ご本人が一番胸を痛めてると思ったので、口には出しませんでしたが。
凹んでる人を目の前にして、私は冷たい人間でしょうか…?

冒頭に書いた通り、危険を回避する能力が飼い主には必要です。
今回のことは防げたはず。残念でたまりません。
鳥と犬では色々なことで違いがあります。
でも、今回の出来事は「家の子は大丈夫」と過信したノーリードの犬飼いさんと
何か通じるものがあると思えてなりません。
いくら普段は平気でも、もし、万が一、事故に遭ってしまったら
それは犬が悪いのではなく、リードを放した飼い主の責任だと思います。
脱走犬にも同じことが言えますね。先日のことを反省して、以後気をつけます。

 〓柵越えを目論む犬の図〓
逃げた小鳥。_e0014343_23443227.jpg

by 2che-cha2 | 2005-08-24 23:47 | 茶々
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